カラコンが目の病気の原因になるというのは本当?知っておきたい5つの注意点

生まれつき色が決まっている自分の瞳を好みの色に変えられるカラコン(カラーコンタクト)は、若い女性のファッションアイテムとして人気の品です。

通販でも手軽に購入できる点でもカラコンは便利ですが、正しく使わないと目の病気になるとも言われています。

そうした病気を防ぐためにはどのような点に注意すればいいのか、カラコンを使用する上で知っておきたい5つのポイントについて解説します。

レンズの使用期限を守る

レンズに着色が施されているカラコンは、普通のコンタクトレンズと同様にいろいろなタイプが売られています。

1回きりの使用を前提とした使い捨てタイプもあれば、1年間使用できるタイプもあるという具合で、カラコンの種類もさまざまです。

いずれのカラコンにも製品ごとに異なる使用期限が設定されていますので、この期限を守ることが目の病気を予防する上で重要になってきます。

カラコンの使用期限は適当に決められているわけではなく、レンズの品質が保証できる期間を検査で決定した上でパッケージに記載されているのです。

カラコンの使用期限には開封後に使用できる期限と、食品の賞味期限に相当する期限の2通りがあります。

開封してからの期限が例えば1ヶ月と記載されているカラコンであれば、開封後1ヶ月を過ぎたら使用を中止しなければなりません。

EXPなどと記載されている使用期限の方は、たとえ未開封であっても期限が過ぎれば品質劣化が始まることを示す日付です。

傷がついたレンズは期限内でも使用中止を

繰り返し使用するタイプのカラコンを装着する際には、使用前にレンズの状態をよくチェックすることも大切です。

レンズに傷がついているカラコンを目に装着すると角膜が傷ついてしまい、目の病気や痛みにつながる恐れも出てくるのです。

レンズに傷がついてしまったカラコンは、たとえ使用期限の範囲内でも使用を中止しなりません。

特に女性は爪を長く伸ばしている人が多いため、目に装着するときや取り外す際にカラコンを傷つける恐れがあります。

傷に気がつかないままカラコンを装着してしまうこともあり得ますので、装着する際に痛みや違和感を覚えたらすぐに使用を中止すべきです。

レンズのケアも重要

繰り返し使用タイプのカラコンは次回の使用に備えて、使用後に洗浄や消毒などのケアも不可欠です。

カラコンを汚れたまま保存しておくと雑菌が繁殖してしまい、次に装着したときに目の感染症につながりかねません。

カラコンを使い終わったら説明書に従って保存液などを使いながらレンズを洗浄した上で、よくすすいで消毒も行う必要があります。

洗浄と消毒を終えたカラコンは、保存液の入ったレンズケースで保存するのが一般的です。

この保存液も毎回交換することで雑菌の繁殖を防ぎ、レンズケースの清潔が保たれるのです。

カラコンが原因で生じる可能性のある目の病気

以上のような使用方法とレンズのケアを正しくしないままカラコンを再装着すると、目にさまざまな病気が生じる可能性が出てきます。

汚れが十分に落ちていないカラコンを装着した場合などに見られる病気の中でも、まぶたの裏に炎症が生じてブツブツができる乳頭結膜炎は最も代表的な例です。

乳頭結膜炎を発症すると目にかゆみが生じたり目ヤニが多く出たりするため、治るまでカラコンも装着できなくなってしまいます。

傷ついたカラコンを装着したりして角膜が傷ついた場合には、目の痛みや腫れ・充血などの症状を特徴とする感染性角膜炎にかかる可能性があります。

感染性角膜炎を放置していると重症化して視力低下を招き、最悪の場合は失明の恐れもある角膜潰瘍に発展しかねないので注意が必要です。

自分に合ったスペックのカラコンを選ぶ

以上のような注意点をしっかり守ってカラコンを使用していても、途中で目の調子が悪くなったというケースは少なくありません。

そのような人はカラコンが自分の目に合っていない可能性もありますので、購入に当たっては製品の仕様を示すスペックをよく確認する必要があります。

カラコンはファッション性が最も重視されるため、選ぶ際にもレンズの色やデザインといった点に目を奪われがちです。

目の病気を防ぐためにはファッション性だけでなく、スペックもしっかりチェックした上でカラコンを選ぶことが大切になってきます。

カラコンのスペック表にはいろいろな数字が記載されていますので、それらの意味を知っていれば選ぶのに迷うこともありません。

カラコンのスペック表に記載されている数値

カラコンのスペック表に書かれてある数値の中でも、度数を示すPWRは自分の視力に合わせた製品を選ぶのに欠かせない情報です。

PWRのマイナス数字が大きいほど度数が高いことを意味しますので、視力矯正の必要がない人は度なしに相当する±0.00のカラコンを選んでおけば間違いがありません。

カラコンを長時間装着していて目の不調につながりやすい数値としては、酸素の透過性にも関係する含水率が重要になってきます。

含水率の高いレンズは酸素も通りやすいので装着感は良好ですが、水分を多く吸収するため目が乾燥しやすくなる点には注意が必要です。

日頃からドライアイの傾向が強い人には、目が乾きにくい低含水タイプのカラコンがおすすめです。

一般的にはDK値で示される酸素透過係数が高いカラコンほど酸素をよく通しますので、長時間装着していても目が疲れにくい傾向にあります。

眼科を受診してからカラコンを購入する

カラコンをファッションアイテムとして利用している人の中には、特に視力矯正の必要がないという人も少なくありません。

そのような人は普段から眼鏡や度付きのコンタクトレンズを使用していないため、カラコンも当然のことながら度なしタイプを選ぶことになります。

度なしカラコンなら購入前に眼科を受診する必要もないと思いがちですが、目に合った製品を選ぶには近視でない人でも眼科の診断が必要です。

眼科で検査を受けるとドライアイやアレルギーの体質でないかどうかという点も含めて目の状態が判明するため、自分にどのようなタイプのカラコンが合うのかがはっきりします。

眼科の医師から発行してもらう処方箋には度数を意味するPWRだけでなく、レンズのカーブを示すBCや直径を示すDIAといった数値も記載されています。

処方箋に合致したカラコンを選んで購入すれば目に対する負担も軽減されるため、目の病気予防につながってくるのです。

継続使用する場合は定期検診も必要

1回きりではなく今後も継続してカラコンを使いたいという人は、最初に一度眼科を受診するだけでは十分でありません。

カラコンを長く使っているうちに目の不調を訴えるようになるケースも考えられますので、目の病気を防ぐためにも定期的に検査を受ける必要があります。

これと言って自覚症状がない人でも、知らず知らずのうちに目の障害が進行していたというケースは決して珍しくありません。

カラコンを使い始めてから少なくとも3ヶ月ごとに定期検診を受けることで、そうした目の病気にかかるリスクを低くすることができます。

目の状態によっては3ヶ月よりも短い間隔で定期検診を受けた方がいい場合もありますので、初回の受診時に眼科医とよく相談をしてみるといいでしょう。

まとめ

カラコンの使用期限を守りながらレンズに傷がついた場合には使用を中止し、なおかつレンズのケアも正しく行っていれば目の病気はたいてい予防できるものです。

それでも自分に合わないカラコンを使っていると目に負担をかけることになるので、PWRや含水率・DK値といったスペックは購入時にチェックしておく必要があります。

事前に眼科医から発行してもらった処方箋に基づいてカラコンを購入すれば安心して使用できますので、定期検診も含めた眼科の利用が目の病気を防ぐ上で欠かせないのです。